アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
64
-
学校へ戻るなり
僕はある行動に出た。
髪を染めたんだ。
白に近い金髪に。
「橘…。ちょっといいか?」
声を掛けてきたのは会長だった。
「えっと…」
「君は真面目な生徒だと思っていたのだが
その髪色について聞こうか。」
ですよねー。
「冬休み中に染めたかったってのは
自由だが、学業が始まる頃には戻すつもりなんだよな?」
「すみません、もう戻すつもりはありません。」
「理由は?」
「黒髪飽きちゃって!
会長が思ってるほど僕は真面目じゃないっすよ?」
似合いませんか?金髪。
そう笑って伝えた。
「生徒会長としては何としても
染め直して貰いたいのだが
日頃の行いと初めてってことで
今は冬休み中だし、注意ってことにしておこう。」
これは冬休み明けたら
また言われるんだろうけど
どうしても戻せない。
僕のイメージは黒髪で
アイツは僕を黒髪だと思ってる。
髪色や髪型だけで相当変わるから。
冬休みが明け、髪色を戻さない僕に
会長と副会長は何度も注意をした。
副会長に関しては凄かったな…。
毎回会う度怒られる。
くま先輩は「かわい…」って相変わらず。
柊先輩な「思い切ったねー!
意外と似合ってるじゃん!」って反応。
徹は「え、高校でびゅー的な?え??
どうしちゃったの?おしゃれさん??」
とうるさかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
65 / 105