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あちー。
そろそろ髪伸びたし切りたいなぁ。
「おじょーちゃん1人?
昼間とは言っても小学生1人は危ないよ?」
声かけられた方を振り向くと
チャラチャラしたヤンキーみたいな
2人組みが居た。
「僕、中学生なんだけど……」
むすっとした顔で返す。
「えっ!?」
引きつった顔の男と
呆れ気味にどうでもいいと言った顔の男。
「あと僕、男だから。」
トドメにもう1発。
「くくっ……」
どうでもいいと言った顔だった男が吹き出した。
中学生2年の夏。
失礼な男2人組にナンパされました。
失礼すぎてその後も話しかけられたが
無視をしてその場を離れた。
その数日後
コンビニにアイスを買いに来たら
その2人組が居た。
「あっれー?あの時の!」
「げっ」
「アイス買いに来たの?暑いもんねー」
無視しても話しかけてくる男。
相変わらずもう1人は興味無さそうだ。
「アイス奢るから名前教えてよー!」
中学生のお小遣いなんてたかが知れてる。
名前くらいならと1番高いアイスを請求した。
「……湊音。」
「湊音ねー。俺は空って書いてクウ。
コイツは志生。」
「そう。アイス溶けるから帰るわ。ご馳走様。」
そう言って去ろうとした。
「あ、待って!連絡先教えてよ!」
……めんどくさい。
「今度また会えたらね。」
そう言ってその場から逃げるように離れた。
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