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「今年度、あと1ヶ月で
俺と雅が卒業するのは知ってるね?」
生徒会の3年組は
会長と副会長。
くま先輩と柊先輩は2年組。
「…はい。」
「去年の秋に一応、生徒会総選挙が行われた。
今年の候補生はなかなかいなくてね
会計と書記は現状のまま1年持ち越し。
会長と副会長の席は空席になるから
どうにか総選挙で決めたかったが…」
苦い顔をする会長を見ると
上手くは行かなかったのだろう。
「そこで、君にこれを受け取って欲しい。」
そう言って手渡されたのは
とても眩しく輝く宝石。
ダイヤモンドのバッジ。
本当に生徒会長はダイヤモンドだったよ!!!
…ってそうじゃなくて
生徒会バッジコンプリートしちゃったよ!!?
会長のバッジは色々やべーんじゃなかったけ!?
「あっ…えっと…」
「このバッジは会長の権限を
同じく使えるものになっている。」
え。つまり時間外の食堂とか大浴場とか
生徒会室の出入りとか
寮の外出届の事後申請とか??
「それと…現生徒会長の俺から君に
このバッジを贈る…つまり
君に次期生徒会長になってもらいたい。」
「はぁぁぁあ!!!?」
生徒会室に僕の叫び声が響き渡った。
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