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それからというもの
正式に任命された僕らは
バタバタとした日々を送っていた。
毎日授業と放課後
生徒会室での引き続き作業。
次期生徒会長として
生徒との交流。
目が回りそうだ…。
嫌がらせをしてきた生徒たちは
謝罪してくる者もいれば
まだ認められないのか
謝罪はないものの嫌がらせはなくなった。
少しはあの挨拶が効いたのかな?
なにより会長との誤解が解けたのが大きかったようで
交流の中には僕の恋人の話題もあがった。
「橘くんの恋人ってどんな人?」
「どこのクラス?何年生?」
「エメ様かジスト様とかじゃないよね!?」
「もしかして体育祭の人!?」
「名前なんていうの?」
「いつから付き合ってるの?」
かなりの質問攻めだった。
「恋人はかっこよくて、尊敬できて
外部の年上の男性。前に体育祭に来てくれてたね。
名前はごめんけど教えたくない。
付き合ったのは僕が中2だから
約3年近く前かな?」
答えれる範囲で答える僕。
名前は未だに教えない。小さな独占欲。
「徹。お前の好きなやつわかったぜ!」
「俺は応援してる!!」
「頑張れよ!!」
「うるせーーー!!!」
耳まで真っ赤な徹。
徹の好きな人か
徹も幸せになれたらいいな。
そんなこんなで
会長と副会長が卒業する日がやってきた。
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