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放課後
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「明日でいい?」
放課後、皆部活に行ったり帰ったりしているところ佐伯君が話しかけてきた。
何が明日でいいんだろう?
首を傾げると大きく溜息をつかれた。
「学校の案内してくれんじゃないの」
…そういえばそうなってたっけ。
「俺、今日は早く帰らなきゃいけないから明日でいいよね?」
別に急ぎってわけじゃないしいいよね。
こくん、と頷く。
…というか、案内は僕でいいんだろうか。
先生は隣だからって僕にしたわけで。
佐伯君は僕をキモいって言ってたし、他の人の方がいいんじゃ…。
チラッと佐伯君を見ると
なんだか不機嫌な顔でこっちを見てる…。
やっぱり嫌なんじゃないかな。
「あのさ」
「何で喋らない訳?俺と話すのそんな嫌?」
ぶんぶんと大きく首を振る。
そうじゃない…!
佐伯君が悪いんじゃないよ。
本当は僕も話せたらって思ってるけど……
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