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場所考えて
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「ありがとう、佐伯くっ……んぅぅ⁉︎」
顔上げさせられたかと思ったら噛み付くようなキスされた。ちょっ、此処どこだか分かってる⁇道端でこんなことしてたらいろんな人に見られちゃうし変な目で見られちゃうよ‼︎
必死に佐伯君の胸を叩いたり押したりするけど力の差があり過ぎて敵わない。
「さえっ……き、君……‼︎場所考えてっ…此処、公共の場………」
そう言ったら少し力を緩めてくれた。その間に腕の中から抜け出す。ちょっと悲しそうな顔してたけど…仕方ないよね。
「帰ろう?佐伯君の家行くから…ね?」
「家まで待てないんだけど」
そのくらいなんとか我慢してよっ……
佐伯君、なんでこんな弱ったひよこみたいになってるの……
今日は凄く甘えるって言うか、積極的というか……嬉しいけど。
でもこんなとこでいつまでも立ってるわけにもいかないし……どうしよう。
そうだ……‼︎
「何、この手……」
「繋いで帰ろう⁇」
「ん……いーよ」
顔赤くして僕が差し出した手を握ってくれた。
僕、こんなキャラじゃなかったんだけどなぁ……
佐伯君と一緒にいると欲のままに体が動いちゃうんだよね。
手を繋ぎたいとか、ぎゅってしたいとか……欲張りだなって自分でも思う。
恋してる人って皆こうなのかな?
手を繋ぎたい時に手を繋いで、ぎゅーしたい時にぎゅーして、キスしたい時に……⁇
僕だけじゃないといいなぁなんて思ったけど、僕は他の人とは違う恋愛してるんだった……。僕の場合相手が男の子だもん。
そんなの別に気にしないけどね。
僕はそれでいいって決めたんだから。
周りと比べる必要なかった。
僕はこの人でいいって誓ったんだから……
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