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手伝い依頼
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空くんと教室に戻ろうとしていると加賀美に会った。
「木枯。放課後手伝いにこい」
有無を言わせないこのもはや脅迫。なんかパシリじゃんもう。一礼だけして通り過ぎる。
多分僕ブサイクだったな今。いや、いつもだよって言われそうだけど…。
今日の放課後、手伝いを最後にする。
…だって、僕どうでもいい人だもん。
僕は、ある程度加賀美と友情(?)が生まれたと思ったのにそれは僕だけで。
結局は命令されて構われただけ。
そんなの、虚しいでしょう?虚しいというよりは、今はもう腹立たしい。
しかも、パシリに使ってくるし。タチ悪い。
「雪、帰り一緒に帰りたいし、待ってようか?」
なんて空くんが首を傾げて聞くので一瞬固まって、その後ブンブン首を上下に、それこそヘドバンみたいに振ってお願いした。
…今日知ったこと。僕、イケメンが首をかしげる仕草、グッとくるものがあります。
というか、…もう、わりと空くんにキュンキュンきてるわけでありまして。
…けど、やっぱり日向はシコリとして残っていて。なんかあまりいい気分じゃないから、やっぱりまだ、駄目。
残りの授業は、空くんとお絵描きして遊んでました。ごめんなさい3人の先生方。
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