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幸せってこんな気持ち
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告白し終わっても、まだ胸はドキドキ言っていて。…両思いって、凄く幸せ。
ほわほわして、なんか宙に浮きそうな感じがする。…幸せって、こんな感じなんだ。
「あ…けど、僕………嫉妬しちゃうかも、しれなくて。それ嫌だったら…しない様に頑張る、から」
「嫉妬してくれた方が、俺は嬉しいけど」
…空くんは、心が広い。うん、上に広がってる空みたいに。…そう言う意味で名前に空ってつけたのかな?なんて由来を考えてる。
2人で教室に戻ってるけど、なんか落ち着かない。付き合ってるんだ、って意識しちゃって。空くんは、なんでこんなに余裕そうなんだろう。きっと、こうやって舞い上がってるのも、僕だけかも。
むぅ、と口を尖らせると
「キスして欲しいの?」
なんてケラッと笑いながら小声で耳元に囁かれて。拗ねるより、…か、かっこいい、なんて思う自分は多分重症。
「してほしい、かも、…しれません…」
なんて顔を見て言うと有無を言わせずトイレに引きずり込まれて個室に2人で入る。…幸い、人はまだトイレ使ってなくて。見られずに済んだ…なんてホッと胸をなで下ろしていると唇をちゅ、と。触れるだけのキスを何回か繰り返して、
舌が入ってくる。
「ん…ん、んぅ」
声を我慢しようとしても少し漏れ出る声が恥ずかしい。…だ、誰もいませんように、と願いながらトイレについている川のせせらぎの音を流してうまくごまかす。…もっと、空くんとキスしていたいなぁ……。
唇が離れると空くんは、少し笑って
「雪……蕩けた顔して、かわいい」
と小声で、僕だけに聞こえる様にこぼした。
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