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雪の苦痛
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家に帰ってトイレに吐いて、お風呂でも体をしつこく洗って、中の加賀美の精液を掻き出した。…気持ち悪い…、。
自己嫌悪が重くのしかかって来た。泣きたくても、泣けない。
空くんに電話しようとするも、
『あんなに腰振ってたのに』と言っていた加賀美の声が耳に残ってそれさえできなかった。
空くんに会いたい、話したい、ぎゅって抱きしめてもらいたい、そしてキスして、僕を離さないでもらいたい…。
なんて、裏切った僕がそんなこと、頼めるはずがなくて。思い出すのは加賀美のモノが中に入って来たあの圧迫感と高揚感。
苦しい、誰にも言えない、誰にも。
言ったら、空くんは僕から離れてしまう。そんなこともう考えたくなくてずっとそばにいたくて。…沙優ちゃんのところに空くんが言ってしまうならいっそ空くんを、………なんて。
その日は枕を抱きしめながら寝た。
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