アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
弄ばないで。
-
「おはよう」
朝、いつも通りに登校したら空くんが挨拶をくれた。…それだけで、もう涙が出そうで。
「…おはよう」
作り笑いさえできない。顔が、ひきつる。
でも、バレたら……って考えたらそれの方が怖くて。必死で笑顔を顔に貼り付けた。
「…あの、沙優は、もうこないから。…その、なんというか、安心して?あと、今日からちゃんと2人で帰れるから。」
なんて空くんは微笑んで。
多分、昨日散々来ないよう言ってくれたんだろう沙優ちゃんに。それなのに僕は昨日。
「わざわざ…御免ね」
作り笑い。お願いだから気づかないで。
空くんにバレるのだけは。
「あのさ、雪…」
「何?御免……、ちょっと具合悪くて…。保健室行ってくる」
空くんの声を遮って、顔も見ずにそう言って教室を出た。頭がいたいとか言って保健室のベッドにダイブする。…安心する。保健室の布団は、温かくて、涙が出そうになった。
寝ていると何かさわさわして。うっすら目を開けると加賀美がいて。
「…かっ!」
叫びそうになった時に口を手で塞がれる。反対の手にはボイスレコーダーがあって。………黙らなきゃ、流すってこと?
「……自分から瀬崎から離れるなんて、危険なことよくするよね。耐えられなくなった?隣にいるの。目ぇ潤んで可哀想だね。…残念ながら今保健室の先生は職員室でね。保険の授業担当してるし次ここにくるの、お昼休み少し前なんだよ。知ってた?」
静かにそうポツリポツリと口に出して。
…怖い、なんでいるの。
…というか保健室の先生仕事して…!
怖くて声も出ない。出たとしても、ボイスレコーダーがあるから反抗できない。
僕が仕掛けたと思われて、みんなからそんな目で見られて退学とかありえない、考えたくもない。
「…大丈夫だよ、今日は抱かないから。ただ、ね?……触らせて?隅から隅まで、さ。」
狭い保健室に、加賀美の声だけが小さく鳴った。
頰を撫でて首をなぞって…服は脱がさずに突起を執拗になぞって摘んで遊んで、…服の上から味わうように舐められて吸われてジュッと音がした。その突起を弄んだ手は下までゆっくり伸びて腹部をなぞって自身に手が伸びたかと思えばソレは触らず周りをじんわりと触って。
………怖くて動けない僕は固まってじっとしているけど、やっぱり男だし微かな刺激に反応しちゃって。……嫌いなのに、嫌なのに。…なのに反応なんてしたりして物凄く、本当に嫌だった。
嫌なのに、反応する体。
僕の自身は主張しだして触って欲しそうにしていて。加賀美はまた舌舐めずりしながら僕のズボンのチャックを下ろして先端を触って撫でて。先端から手がじんわり降りて来て裏筋を指先でなぞられる。
「…や、…も、…これ以上辞めて…やだ。本当に、もう辞めて…」
「…やめるわけないだろ?…辞めてっていう割には下はちゃっかり反応してるし上だってぷっくり見えるけど。……雪、ああ可愛いね、可愛いよ俺の雪……その表情がたまんない…」
じわ、と涙がでる。
授業中だから誰もくるはずなく、僕は加賀美の手で弄ばれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
61 / 111