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も、もう妊娠しそう……
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朝、登校すると朝礼ギリギリに空くんが登校してきた。やっぱり、朝帰らせるのは無理させちゃったかな。目線で空くんを追うと空くんはこっちをみて柔らかく微笑んだ。
…うう、かっこよくて心臓潰れそう…、
「空くん、大丈夫だった?」
「…まあ、一旦シャワー浴びて着替えて…だったから時間かかったけど間に合ったし、セーフでしょ」
なんてケラっと笑うからさっきの不安が一気に吹っ飛んだ。…空くんはすごいと思う。
あー…今すごく抱きつきたい。けど教室だし駄目駄目。落ち着け、僕。
最近空くんファンの人が過激派じゃないとは言え、知られたらなんということになるか、怖くて想像もしたくない。
「……空くんが、かっこよすぎて、死にそう……本当に孕みそう、僕」
なんてご飯後に空くんから離れて碧と一緒にいた日向に向かってそういうと
「落ち着いて、仮にも君は男だよ。」
と真面目に言われた。仮にもって何………。
「あと、碧と俺、付き合ったから……、よ、よろしく?」
なんて真っ赤でいう日向ちゃん。宜しくってなんだ、可愛いな。にやぁという顔で見ると碧にしっし、とされた。なんか、初々しい…………。
僕なんて昨日………昨日、空くんと……あんなことや、こんなこと…駄目だ、考えただけで照れてきた。
「なに話してんの?」
「びゃっ…。そ、空くっ……」
突然手に肩を置かれこの慌て様。
へ、平然を装わないと…、なんて思っている矢先に空くんが笑ってこっちを見ていて。
…だめだ、僕。
「や…やっと付き合ったんだって。」
「あぁ、やっとなんだ」
はは、と2人で顔を見合わせ笑う。
空くんといられるだけで、こんなにも幸せ。
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