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日向を好きな理由。
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「雪,帰ろ?」
なんて言ってくれる。
まあ友達同士なら普通のこと
なんだろうけどさ?
僕にとってはなんか…嬉しい。
もちろん言わないけど‼︎
僕の学校はゆとりだから
今日は始業式だけで終わった。
あー、楽。ゆとり万歳‼︎日向万歳‼︎
日向ファンクラブを作ってもいい位、好き。
好きなんだよー … ‼︎
気づけよ‼︎気づいてもらいたくないけど‼︎
日向が笑顔になるとつられて
僕も頬が緩む。
僕達の家は一駅違うだけ。
だから、一緒に帰ってる。
そもそも、日向を
なんで好きになったかっていうと、
中1、初めて同じクラスになって
なかなか馴染めなかった僕を
日向はクラスの輪の中にいれてくれたから。
あいつだけが、
僕に手を差し伸べてくれたから。
日向は、僕の恩人。
本当、すごくすごく好きだよ、日向。
なんて…‼︎またお得意の考え事
しちゃった、恥ずかしい。
隣に日向いんのに。
と、ぼーっとしていた意識を
はっきりさせ廊下を歩こうと
したら、突然ドンッと何かに当たった。
いってぇ… 。
「…木枯か。小さくて見えんかった…
前見て歩けよ」
頭上から声がする。
……うげ、加賀美だ…。
僕の身長は悔しいけど、160くらい。
それに比べ先生は185くらいだと思う。
情けない…。けど‼︎小さくて見えない
ってことはねぇだろ‼︎‼︎
真顔で言うからムカつく‼︎
どうしてもこいつは好かん。
さよーなら!とか言って
日向の手を掴み僕は小走りで
下駄箱へと向かった。
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