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え⁉︎
-
「…え…ッ⁉︎⁉︎ちょ…ッん⁉︎」
吃驚した。
だっていきなり好きな人は
僕だって言い始めるんだから。
本当…… ?
「ぼ,僕も…日向の事…、好き」
「…なーんてね。吃驚しただろ?」
僕が言ってる時にそういう日向。
日向は吃驚している。
え…何こいつホモなの?っていう
顔で見てくる。
どどどどどど、どうしよう… ⁉︎⁉︎
「あ…えと…その…‼︎‼︎嘘だよ‼︎馬鹿かよ‼︎」
誤魔化す。
お願いだから……今だけは鈍感でいて‼︎‼︎‼︎‼︎
「ははッ …わかってるよ。雪が
冗談言うの珍しいね 」
なんてふわりと笑いながら。
あぶな…‼︎‼︎よかった……
本当、よかった… ‼︎‼︎
そのあとはぐだぐだくだらない話をして
教室に入ってそれぞれ自分の席についた 。
まだ心臓がドキドキしている。
あー……今度からは絶対言わない 。
一緒にいられるなら
友達でも、いいんだから。
時はあっという間に過ぎて、
お昼になった。
いつも日向と一緒だから
日向のところへ行く。
「日向,飯食おー ‼︎」
と。
日向は何故だか困ったように笑い、
「今日から碧も一緒だけどいい?」
と、聞いてきた。
碧とは、茅野碧(かやの あお)と言って日向の仲のいい友達で
今まで日向は僕といるから
そんな関わりがないと思ったけど…。
いきなりなんでだろ… ?
まあいいか 。
許可?して、一緒に食べた。
なんだか日向は碧の方ばかり見て
お弁当を食べていた気がした 。
気の所為気の所為… 。
「あ、あのさ 日向さ,
今度の日曜日に2人で , 映画館, 行かない… ?ほら、見たいって言ってたじゃん ? 」
碧がお弁当を自分の席に置いて行った
ので、その時に言おうと思った。
だって碧がいたら絶対来るし … 。
「あー……碧もいい ?」
そう言ってまた困ったように
日向は笑った。
「あー,うん..いいよ別に」
ズタボロだったけど、仕方ない。
これで拒否したら心が狭いやつだと
思われるし…。日向に嫌われたくないし。
でもなんか、
一緒にいるのを
避けられてる気がするのは
気の所為、かな。
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