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そ-して僕は。
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「 おはよ- 」
なんて呑気に日向に挨拶する。
日向は
「あ、うん!おはよ」
なんて無理に笑顔を作って。そんなのが嫌なんだよ。
「今日から俺、一人で行動するから。」
そう言って日向に言ってそのまま置いていった。
どうせ何とも思われないし。
「んで?寂しくなってここに来たのかお前は」
今、目の前に加賀美がいる。
ぶすーっとしながら僕は
「いいじゃん別に。減るもんでもないし」
と。だってもうバレてるんだし。
「つか敬語でもねえし...。まあ、いいけどな」
いいんか。今は職員室じゃなくて、多目的室。
いつもここに加賀美がいんの知ってたし。
「まあ、一人で行動するとか言ってお前一人が苦手なタイプだろ実は」
ズバリと当てられる。いや....まあそうだけどさ...。
得意そうな笑みをしてこちらを見る加賀美。
こういうところがなかったらモテるのになー...
「悪かったな。モテなくて」
ま...また当てられた!?
驚きつつ
「ど...どうしてわかったんだよ」
とか言う。本当、この人俺の考えてること当てるよな..。
「お前ってわかりやすいから。あ、もう時間だから教室戻れ」
そう言われ、渋々教室に帰った。
何か、加賀美って何かと優しいんだなあ。
と、そのときはそのくらいに思っていた。
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