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僕、自立します。
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「...なんかさ、お前らどしたん?」
と、休み時間のときに碧に聞かれた。
碧もおかしいと思ってたんだ....?
「どどどどど、どうしてそんなこと僕に聞くの。日向に聞きなよ?」
ときょどりながら僕はあわてて答える。
馬鹿俺…!不自然すぎだろ…!!
「…なんかあったん?」
心配そうに尋ねられたけど
こんな言えるはずもないしなー…
と思って"なんでもないよ"と言ったら
碧は普通に席についた。
なんかもう…日向から離れよ。
寂しいよ、苦しいよ、
けど,避けられてるんだから
こっちが自立しないと,そのまんまじゃん。
ま,僕には今は加賀美がいるしね、ふふん。
と、何かと置いて加賀美が出てくるのは
仲間だからってのが一番だと思う。
秘密を共有している、仲間。
それそれ以下でも以上でもない。
「はーい、授業はじめんぞー。席つけ」
相変わらず無表情な加賀美の授業。
これでも笑うんだな、みんな知らないだろ、
と、なんか嬉しく思えた。
「何にやにやしてんだ、教科書を机に出せ」
僕の方を見て無表情のまま。
この鉄仮面…‼︎
いやまあ…にやにやしてたのは悪いと
思うけど…いや、してたの!?僕‼︎
そうして授業が始まった。
なんか…本当、加賀美ってバイに見えん…。
本当にバイなのか…??
うーん…。でも先輩に振られたとか言ってたしな…。よくそれ人に言えるな…。
普通に笑われそうなのに…僕は笑わないけど!
だるかった午前授業が終わり、
お昼だ、つまり、昼飯を食わなきゃ
いけないわけで…。
チラッと日向を見る。
日向は碧と食べるだろうなぁ…。
よし…‼︎
1人でご飯を食べている人、見つかった。
よし、頑張って声かけるぞ…‼︎
僕は勢い良く席を経ってから
その人の元へ向かった。
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