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ギクシャク
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「…あ、もうすぐ昼休み終わるぞ-?」
お弁当を食べながら話していたら
ふいに加賀美にそう言われた。
…早いな!
なんかいつもより早かった気がする… 。
「 あ … うん ! ありがとね 」
時計を見て時間を再確認。
また日向達がいる教室戻らなきゃなぁ… 。
少し、気が重い。
「… またいつでも来いよ 」
ポツリとそう言われた。
その言葉だけでなんだか嬉しくなって
元気よく
「うん !」
と返事した。
なぁんだ,
やっぱりなんだかんだ言って
優しいんじゃん 。
1人で頬を緩ませながら
教室に向かった。
「あ,雪 違うところでお弁当食べたんだ?」
教室に帰ると日向が久し振りに
自らきてそう聞いてきた。
「あー…うん、そーなんだ」
上手く目を合わせられなくて
とっさに逸らして応えた。
「…そか。御免な、なんか」
それだけ言って彼は自分の席についた。
このままなのかな… 。
なんかそれも嫌だな。
けど僕が距離置いたんじゃないし……。
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