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白木的ここまでの経緯説明:2
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カフェに入ったはいいものの…
「アイスコーヒーで」
こいつコーヒーだけかい。まあ、食わなそうな見た目しとるけど…。
「あ、俺白木由邦言うねん」
「あ、どうも」
おずおずとしながらお辞儀をするお兄さん。警戒心強すぎやろ。
「お兄さん名前なんて言うん?」
「優木理央…」
なんか洒落た名前やな~。どっちが名前かわからへんな。
「優木は苗字…優しい木で優木…」
「あー、はいはい成る程ね!」
お兄さんにめっちゃ怪訝そうな目で見られた。
暫くするとアイスコーヒーとパフェが運ばれてきた。
めっちゃ旨そう…。
理央はアイスコーヒーだけで足りるんやろか…。
「ほっそい体してんねんからもっと食べへんとー。あんま食べてへんから倒れたんちゃう?」
「白木君とは違って胃袋小さいんだよ…つかそこまで細くねぇよ…」
白木君とか久しぶりに呼ばれたわ…クラスの大人しい女子とかくらいしか呼ばれた事ない。
お兄さんさっきからちょくちょく口悪いし見た目もピアスやら茶髪やら…なかなかのやんちゃしとるんやな~…それなのに名前は丁寧とか、なんなん。おもしろー。
「え、ちょ、苗字に君付けとか辞めてやー!むっちゃ距離感じるやん。てか、細いて、俺よりちっさいし」
「これでも170あるっつーの…」
170とか!見た感じ170ちょいやろか…。俺185あるもんな…。可愛えもんやな。
パフェがうまくて話してる間もスプーンは止まらなかった。すると理央がじっと俺の口元を見てきた。どうしたと訊こうとしたら、
「アイス付いてる」
「ん…」
なん?!
理央の細い指が俺の口の端をなぞった。
え、アイスついてたん?!
「なんか、恥ずいなぁ…」
「何がだ…」
理央の思わぬ行動にドキッとした。しかし当の本人は何食わぬ顔でそのままアイスコーヒーを口にする。そしてまた俺の方をジッと見る。
あ、パフェ食いたいん?もー、素直に言ったらええのにー。
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