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誰が似合う?
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義明とホテルの部屋に戻って色々部屋の中漁ってたら浴衣を発見した。風呂上りに着るもんだと思うけど
「高明なにそれ」
「ん?浴衣!そーだどっちが似合うか着てみようぜ」
ってなって着てみたけど、お互い俺だ俺だってなって結局優木と井下んとこに行った。案の定なにそれ的な事言われたけど。
それで優木と井下にも着せたんだけどよ……
「さすが優木だな」
ただのホテルの浴衣だよ?!そのただのホテルの浴衣であんなにもエロく着こなせる奴は優木くらいしかいないと思うわ。口にだしたら義明にはたかれた。
それに引き換え井下は丈が足りなくて中々に間抜けだった。不服そうな顔をした井下だけど。しょうがなしに俺と義明と優木で浴衣対決を実行。ほぼ優木は無理矢理だったけど。
「おーい、みーわちゃーん」
とりあえず女子の部屋を回ってみる。
「なにー、って高明?なにどうしたの?浴衣着て」
中から出てきたクラスの女の子の美和ちゃん。さっそく誰が似合うか訊こうっと。
「ねーねー!どう浴衣似合うっしょ?浴衣対決ー!」
「似合うって言うか…あんたはチャラい。なんか」
「なにそれ!」
俺は似合う以前にチャラいって言われた…酷い…。
「しょうがないなー、最終兵器ね」
「?」
興味なさげにドアの後ろに隠れてた優木を引っ張りだす。
「うあっ?!」
「…っ、ゆ、優木、君?」
「ど、どうも…」
優木を引っ張り出したとたん驚く美和ちゃん。てか、顔赤い?
「どう?!3人の中で誰が似合う?!」
「え、?!ゆ、優木君、かな?!」
その後も優木がダントツで勝ってった…。廊下歩いてた関係ない男子まですげぇ優木の事見てた。くっそー!女の子受けなら負けないと思ったんだけどな~…。
「俺もう戻りたい…」
優木が項垂れるように俺に寄りかかって来た。
「わ、ちょ、優木っ!」
「疲れたー」
「戻るかー」
ちょ、義明!置いてくな!優木なんとかしてくれ…なんか今の優木、俺的に目の毒だから!!
疲れた疲れた言いながらぐでんと俺に寄り掛かる優木の浴衣は俺らが連れ回した所為か若干着崩れていてなんかさらに色気が増している……。
「よし、も、戻ろう!ほら、ちゃんと立って歩け!」
「おー…」
危ないぜ……
なんか、俺まで疲れた。
おとなしく夕飯まで部屋で待機する事にした。
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