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圧倒的破壊力
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「あー、疲れた」
夕飯の時間が終わり部屋に戻った。夕飯はビュッフェ式と聞いて期待してたけどかなり素晴らしかった。だからこそ静かに食べたかった。クラスの女子や他のクラスの女子達が俺の所に来てはなにやら話していたけど…まともに頭に入っていない。飯くらいおとなしく食わせろ!!!
俺が食べてる最中にもベタベタまとわり付いてきた女子に嫌気がさして席を立ち上がった時に目に入った二つ隣のテーブルに理央がいた。井下と…倉沢義明と前田高明だな。あいつらいつの間に仲良く…球技大会か。
なんとなーくもやもやしながら見てると理央がこっちに気付いた。研修旅行に来てからはLINEでの会話はあるものの会って話すということはしてなかった。そろそろ俺的にはその状況は耐えられないわけで。LINEで部屋番教えてそれとなーく部屋に来るよう誘っといた。
それにしても理央来ねぇなー、と。井下達となんかやってんのかな。でも理央からは来るって返事は来たし…。風呂だって全部のクラス回った筈だ。
そう思っていた時だった。
〈ピーンポーンピーンポーンピーンポーン…〉
「…んだよ…一回で分かるっつーの」
無駄に鳴りまくる部屋のチャイム。
半ばイライラしながらドアを開ける。すると、
「こ、浩志!!」
「?!、り、理央?!」
雪崩れ込む様に理央が部屋に入ってきた。やっと理央が来た嬉しさがあったが……まあ、なんていうか凄い格好だった。
「ど、どうした?」
「うー、浩志ぃー」
カバッと俺に抱きついたかと思うとすぐに離れ、
「ほんっっっっとにうぜぇ!!なんなんだよ!まじで!あの糞保健医!!」
「は、はぁ?」
目元をゴシゴシと腕でこすり涙ながらに悪態をつく理央。保健医?宇野の事?
つーか理央、浴衣とか…めっちゃ可愛いなにこれ…ってなんか着崩れてない?…え、保健医、ってまさか、え?
「お前、何、宇野になんかされた?」
「………や、えっと」
俺が両肩を掴むと理央がビクッとする。口ごもりながら申し訳なさそうに顔を赤くする。
片方の肩はもうほぼ浴衣がずり落ちてるし目元は潤んでるし頬は赤く色付いてるし僅かながらに体は震えてるし、なんかもう俺の理性を全力で殺しにかかってるだろっていうくらいにはヤバイ。
「チッ…あの野郎…」
理央をこの部屋に1人残して宇野ん所に乗り込むのもどうかと思ったけど兎に角一言だけでも言ってやりたいと、そう思って部屋を出ようとしたけど、
「ま、待って!……浩志…」
俺の袖を掴む理央。
出て行く前に普通に理性をぶっ壊された。
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