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与えられた恐怖心
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「ん、ふっ、?!」
浩志が何処かに行ってしまうのが急に怖くなって呼び止めたら腕を引っ張られそのままキスされた。
けーちゃんの部屋から逃げ出して廊下を走ってたら浩志の部屋を見つけた。とりあえず中に入れて欲しくてチャイムを鳴らしまくった。がちゃりとドアが開き中から出てきた浩志は俺見て一瞬驚いていた。
「んぅ、…んむぅ、こ、こう、し…ん!」
喋る隙も与えない程に激しくキスされる。なんかいつもの優しいキスってよりも少し焦っているような激しい、そんなキス。
「理央…んっ…」
「ふ、ん…んぅっ」
浩志に両手で顔を固定させられて何度も何度も角度を変えながら口を重ねられる。もう鼻で息をするだけでは呼吸が追いつかず苦しくて酸素を求めようにも口を開けばすぐに浩志の口で塞がれる。
「んっ!はぁ…はぁ、はっ、こ、し…」
満足したのかやっと離れる唇。俺と浩志の間を銀糸が繋ぐ。口の端に垂れる唾液を拭いながら浩志を見る。
「…ど、したんだよ」
俺より少し上の位置にある顔を見れば、欲を孕んだ瞳はゆらりと揺れていて目元の黒子がよりそれを際立たせていた。それだけで自分もなんか喉の奥がグッとなるようなそんな気がした。なんつーか、
「……お前、色気だだ漏れ…」
「それはお前だろ」
「うわ!な、なんだよ!」
肩口の浴衣の布をグッと掴まれそのままベッドがある方へ引っ張られて行く。
「っつ!!」
ドサリとベッドにのせられそのまま浩志も俺の上に乗る。
「わっ、ちょ、待てって!!」
「無理ー」
「ど、どうした!?っつ!」
「何された?」
「はぁ?」
「宇野に何されたか聞いてんの」
色々展開が早過ぎて着いていけない。ものの10分前くらいまではけーちゃんの部屋でけーちゃんに跨られていたのに今はもう浩志に乗られている。さっきみたいに頭の上で腕をまとめ上げられ身動きが取れない。
細いのにどこにそんな力が……!
「言えって」
「っ…き、キスされて」
「されて?」
「胸触られ、た……」
「ふーん、こんな感じで?」
「や、やめろって、おい!…っんぁ!」
なかなか話すのを渋る俺に浩志は痺れを切らし強めの口調で迫ってくる。若干怒気を孕んだ声が怖くてされた事を伝えれば急に手を浴衣の中に入れられた。
「やめ、ろ!浩志!!…んぁ、やっ」
「そんな可愛い声出して宇野も誘ったのか?」
「ち、げぇよ!」
「ほんとかよ」
「ひっ…ぁっ…」
俺が浩志にけーちゃんからされた事を伝えると荒々しく胸の突起を触られる。何でそんな事をするのか分からなくて抗議したくても体が刺激に反応してしまい口からは情けない声ばかり出てくる。
「いっ…!!」
首にピリッとした激しい痛みが走りその後ジワリとした痛みが続く。
浩志どうしたんだよ…。
怖い…。
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