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夢と現実
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下肢に違和感を覚え、タクミは薄く目蓋を開いた。
今の自分自身の状況が、全くつかめない。いくら夏場だといっても、何故俺は全裸で寝ているんだ。
身体が重くて、思うように動かない。まだ夢の中にいるんだと、自分に言い聞かせ、再び意識を飛ばそうとする。
だが下肢への違和感は、まだ続いている。正確に言えばタクミの性器は、何者かにフェラチオされていた。舌を巧みに使い、裏筋までしっかりと舐め上げ、タクミの快感を高めていく。
「……うぅ…」
微かにタクミは喘いだ。
自分が気持ちいい場所を、こうも的確に刺激されては、ただ寝ているだけの自分に打つ手はない。
しかし疑問が残る。このフェラチオをしている相手は誰なのだろう。
昨日の記憶では女を連れ帰った覚えはない。ましてやタクミが住んでいるのは実家だ。さすがに家族が住む場所に、恋人でもない女を連れ帰らないだろう。
相手が頭を前後に動かし、タクミのものを高めていく。タクミはまだ夢と現実の狭間にいた。
相手が何者なのか知りたい。でも身体が動かない。両腕が頭の方に引っ張られているような感じもする。
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