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研磨先輩
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「オレ達は血液だ。
滞りなく流れろ。酸素を回せ。
脳が正常に働くために!!
行くぞ!!」
「「「「「おおおお!!!」」」」
僕はノリというものについていけなかった。
そんな様子を研磨先輩が見ていて、
「クロ…今のやめない?
なんか恥ずかしい…優だって、すごい顔してるし…」
と、訴えてた。
しかし、音駒メンバーにうまくもみ消されてしまって、
研磨先輩はため息をついてた。
「…ごめん…優」
研磨先輩は何故か謝ってきた。
「いえっ…こちらこそっ…マネなのに、
ノリについていけなくて…
でも、今のかっこいいですね!!」
僕はそう言って
笑った。
「っ!!////」
「あれ?研磨先輩?」
どこか、顔が赤いような?
「優。」
「はい?」
「…不意打ち…」
「…何がですか?」
「……別に何も…」
「え、何なんですか、気になるじゃないですか!」
研磨先輩はポーカーフェイスの顔に戻って、
僕の前から去ろうとする。
「ちょっ…先輩!」
「……優。」
先輩は僕に向き直る。
「はい、何ですか?」
「…ドリンク、甘めで」
「………任せてください!」
僕はうまくはぐらかされて、
コートから出た。
音駒はどんな選手がいるんだろうな…
バレーするのも好きだけど、
見るのも好きだ。
どんな技や、速攻が出てくるかわかんないもん…
「さっ…早く作ってみなきゃ!」
身体は思うように動かないけれどね…
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