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出たいなあ…
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「…なんていうか…アウェー感半端ないですね」
「そうね。」
伊達工業の応援が強烈すぎて、
見てるこっちも、なんか、居づらい。
「レシーブお願いします」
大地さんが監督にお願いしていた。
「笠井」
「はい。」
「お前もだ。」
「…え?」
もしかして、出してもらえるのか?
出してもらえるなら、この足でもうとべなくても…
試合に出してもらえると思い、日向たちの方へ行こうとするが、
「…どこいってんだ!お前もオレと同じでサーブしろ!」
どうやら、
試合には出させてもらえないみたいだ。
でも、
「いきますよ!」
バシ!
ボールに触れる!!
それが何よりも嬉しい。
バシ!!
「…笠井のヤツ、はりきってるな。」
「試合出れねえから「ローリングサンダー!!アゲイン!!」
夕先輩の声が響いた。
夕先輩はボールを受けた後、
転がって、足筋だけで、起き上がった。
「…カッコイイ…」
僕の一言のあとに、
烏野メンバーは爆笑。(ネーミングに)
観客は驚いていた。
もちろん、
伊達の人らも。
「皆、心配すんなよ!後ろはオレが守ってやるから!」
「カッコイイ!!!」
夕先輩の発言は、
みんなの緊張をほぐした。
試合が始まった。
伊達工業はリードブロック中心の練習をしているから、
日向のアタックが止められそうになった。
「……こわー…」
僕のアタックも止められそうだな…
旭日さんは、過去のこともあるみたいで、
中々、アタックできていない。
そして、ついに、
日向のブロックが止められた。
やっぱり、鉄壁だな…。
「…速攻の出番ですねえ…」
そうつぶやて、
僕は飛雄を見る。
飛雄もそのつもりだ。
そして、
相手は動くことすらできず、
バシン!!
烏野に得点を許した。
「……やっぱり、日向のあの跳躍力うらやましい…」
歓声が巻き起こる中、
また飛雄と、蛍がケンカを…
ああ。
僕もあの中に入りたいな…って、思った。
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