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入学式なう
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拝啓 お父様、お母様
桜見物の好季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか?
今日から俺はこの私立林城学園高等学校に入学します。
お父様、お母様…お分かりいただけるでしょうか?
そうです。男子校です。
ひどい話ですよね
高校に行ったら絶対彼女とか彼女とか、はたまた彼女とか作って恋人たちのアヴァンチュールを緻密に練ってた俺の計画が、両親のたった一言でこんなむっせー男子校なんかに来る羽目になったんですから。
現実は残酷です。
「おーーーい!まことぅー!!」
誰か俺を呼んでいますね。
あ、まことぅーって言うのは
俺こと東雲 真(しののめ まこと)です。
「………ょぅ」
「声ちっさ!!」
こいつは吉田 達也(よしだ たつや)
ちっちぇー頃から一緒に居る言わば幼馴染ってやつだ。
達也は顔は中々のイケメンなんだが、
ロリ好きと言う致命的に残念な奴なんだ。
…早く捕まればいいのに。
「まことぅー、クラス割り見てこよーぜ」
「おー!」
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