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「そう言えば、まこ朝怒ってたみたいだけど何かあったん?」
朝?
唐突な達也の言葉に俺は忘れかけていた朝の出来事を思い出した。
「あ〝ー!そうだった!聞いてくれよ2人とも!!」
かくかくしかじか
かくかくしかじか
だいぶ端折ったが、朝の事件の概ねを2人に話した
達也はひたすら爆笑しているが、歩はどこか難しそうな顔をして腕を組み顎に手をかけ俯いている
「歩どうしたん?」
「んー…ねえ真、その人ってどういう人だった?特徴とか」
「特徴かー…、とにかく顔がイケメンでー……っあ!1年じゃねーのかな?ネクタイの色がグレーだったよ!」
「「えっ?!!」」
2人の声がハモった
「ど、どうしたんだよ達也まで」
「どうしたって、お前知らねーのかよ!!」
知らねーよ
「真…その人って本当にグレーのネクタイしてたの?」
「お、おう…」
そっか…とまたもや俯く
達也はまた笑いを堪えてるっぽい
良い加減俺のマグナムが火を吹くぞ(性的な意味ではなく)
暫く俯き唸っていた歩が突然顔を上げた
「どどど、どうしたんだよ?」
「いい?僕達1年はネクタイの色が紺色って事は知ってるよね?」
歩の真剣な目に俺は若干怯えながら黙って頷いた
「それなら良かった、…まぁそして2年が赤、3年は緑って感じに学年が上がるごとにネクタイの色が変わるんだよね。んで、さっき真が言ってたグレーのネクタイなんだけど、多分それ特別クラスの人間だよ」
「と、特別クラ…ス?」
「特別クラスって言うのはね、学年ごとに選ばれた人しか入れない特別なクラスなんだ。
容姿端麗、才色兼備…尚且つお金持ちじゃないと入れないまさにエリートクラスの事だよ」
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