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「それより、とにかく早く寮に行こー!これから1年間一緒に居るやつに挨拶しねーと!」
「そうだね」
一刻も早くこの場から離れたくて、2人を急かした
_______________
俺達は寮長室に向かい、寮長さん(推定57歳)からそれぞれ鍵を貰い部屋に向かった
「あっ!ここだ!…僕、達也と同室だー」
「まじだー」
「まじかよーっ!じゃあ俺は誰なんだろうー…めっちゃ緊張する」
申し訳なさそうに俺を見る歩を安心させるべく多少オーバーに笑って見せた
「…真…」
「気にすんなって!部屋は別でもいつでも会えるし!」
歩は優しい子だなぁー…
俺、二人が居てくれて本当に良かった!
辛い時も、悲しい時も二人が居てくれたら…俺…
もう何も怖くな「じゃー真頑張ってねえ!」「また、あとでなー」バタンッ
「………………」
以外と薄情だった
「まあとにかく自分の部屋行くかあー…」
踵を返し二人の部屋に背を向け歩き出す
今の俺の背中は誰よりも哀愁漂っているだろう
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