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俺にお前を守らせろ
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久我が両手で顔を覆う。
「………押し切られた」
だろうな。
そうなるだろうと思って電話代わったんだし。
「俺も、あいつらにはやり返したいけど………、嫌なんだよ、他のヤツ巻き込むの」
「もう健二さんノリノリだし、巻き込まれたいって言ってるバカもここにいるんだからさ」
「だから、それが嫌だって言ってんだよ!」
じっと俺を睨みつける。
「俺一人で収まるんだったら「久我‼」
俺は久我の肩を掴んだ。
「この間も言っただろ!全部一人で背負うな、俺に迷惑かけろって!」
「出来ねえよ!」
「分かった、じゃあコレは俺と健二さんの自己満足だ!お前を襲ったヤツをボコボコにしたい!」
「東雲!」
俺は立ち上がって久我を背後から抱きしめた。
「俺はお前を襲ったヤツを許せない」
「キツイんだよ、そういうの」
「このままお前が狙われ続ける方がキツイよ」
「………」
「お前、俺の事心配してくれたじゃん。俺もお前の事心配なんだよ」
久我のうなじにキスをすると、びくりと肩をすくめた。
耳朶に軽くキスをして、
「もっと俺を頼ってよ」
ゆっくりと舐めると、久我が息を飲むのが分かった。
舌先で軽く焦らすように耳やうなじを舐めながら、シャツの上から脇腹を撫でる。
「…っあ!」
久我が膝の上に置いた手をギュッと硬く握りしめた。
「痛い?」
「………平、気っ、んっ」
火傷に響かないように、布越しに軽く触れる。
そっと軽く乳首をくすぐると、久我の背中がくっと反り返った。
「やっ!あ、や、やめ…んあっ」
「俺の指で感じてる?スゲー嬉しい」
イケル!今日は絶対イケル!
ここまで来たら絶対ヤレる!
俺も興奮で自分の呼吸が荒くなるのが分かった。
ハァハァしながら久我の首筋を舐めまくって、焦らしながら胸を撫でて乳首に触れる。
「もっと俺を感じて」
「あっ、や、んぅっ、んぁぁっ、やぁっ」
「燈、ベッド行こうか」
「………ん」
鼻にかかった甘ったるい返事。
よし!俺の息子はスタンディングオベーションです!
いつでも発射準備OKです!
俺のマグナムは一発じゃ終わらないぜ!
ジャジャーン‼
「………」
「………」
俺の携帯から派手に仮面ライダーが鳴り響いた。
「………東雲」
「………出なきゃダメ?」
「電話うるせえ」
俺が離れると、久我が大きく息を吐いて衣類を整えている。
「………東雲です」
『おう!さっき伝え忘れた事があってよ!』
健二さんだった。
ほんの数秒話して電話を切る。
久我を振り返り、そっと手を伸ばした。
「さっきの続き…」
「火傷痛えよバカ」
伸ばした手を叩き落とされた。
代わりに今日の勉強会のプリントが出てきた。
「みっちりやるぞ」
今夜から携帯はマナーモードにしてカバンに突っ込んでおこう。
今夜も俺は涙で枕を濡らした。
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