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ふたりでヤるから意味がある
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多分今までの人生の中で今が一番ハッピーなんだろう。
特定の相手なんて面倒臭い。
親父みたいな台詞言ってた時もあったけど、今、久我がいて、初めて体を重ねて、泣きたくなる程ドキドキするような想いをしてる。
あー、恋か。
俺もまだ青いなあ。
緩みそうな頬をピシピシ叩いて部活に参加し、部屋へと帰る。
「くっ、があああ!ただいまのちゅーーー!」
「えっ、ちょ、おま、何いきなり!?」
やべー、俺、古市と大差ねーわ。
そう思いながら、勉強中の久我を抱きしめた。
そのまま捕まえてズルズルと椅子から引き剥がす。
「イチャイチャしたーい!」
「ま、待て!コラ!」
ジタバタともがく久我をベッドに引きずり込んで、キスをする。
「….んっ、ふ…あふ….ん」
少しずつ抵抗が弱くなり、押さえていた手足を解放すると、
「ふがっ!」
「てめえいい加減にしろ!」
よりにもよって俺の鼻に指突っ込んで顔を引き剥がした。
「ちょ、鼻血出ちゃう」
「点呼の先生来るだろうが!」
「まだ二時間もあるじゃん!」
「二時間じゃ終わらねえだろ!」
「いや、普通に終わるし」
「………」
「ラブホなんか二時間休憩も普通だし」
「………………」
「どうした?」
「本当に、二時間かよ」
「うん、二時間」
久我が諦めたようにため息を吐き出した。
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