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過去の話
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(真緒side)
ー今から二年前…
ある日、兄さんの経営する店へと連れてこられた。
この時俺は兄さんが何の仕事をしてるのかも分かっていなくて、ただ手伝いができる嬉しさでいっぱいだった。
「入ったばかりの新人です。どうぞ、色々教えてやって下さい」
何の仕事かさえよく分からないまま、二人の
中年男性の前へ差し出された。
「なかなか可愛いじゃないですか。名前は?」
「真緒と言います。では、俺はこれで…」
「あ、兄さん!」
一人になるのが不安で兄さんの腕を掴もうとした。
だけど、パシッと振り払われてしまった。
「触るな」
「っ…」
それだけ言って兄さんは部屋を出て行く。
残された俺は嫌な笑みを浮かべながら近付くオジさん達から後ずさる。
「ひっ…」
「可愛いね…真緒くん」
一人の人が手を伸ばしてきて俺の首筋に触れる。
それだけで鳥肌がたった。
「じゃあ、早速始めようか」
「…っ」
その日をきっかけに、生活は一転した。
俺は毎日何人もの欲の掃き溜めになって、
同時に光を浴びる事さえ失った。
ーーー
「んぐっ…は…!」
「ふっ…」
今日もまた変わりなく、無理矢理口に臭いのキツいものを押し込まれる。
抵抗もできずにただされるがまま。
「じゃあ、私はこっちを…」
「そこはっ…」
…嫌だ、いや……
「あっ、あああぁあっ…!」
バックからもう一人の男のを思い切り入れられた。
何も濡れてないそこは裂ける痛みしかなくて。
叫ぶように泣いた。
「はぁ…真緒くん…っ、」
「ひぐ、ぅっ…いや…やだぁ…!」
間髪入れずにパンパンと腰を打ち付けられる。
内臓を押し上げられる感覚に吐き気がした。
「相変わらず勃起しないんだねぇ…。真緒くんのおちんちんは」
「いっ、あぁ…!」
目の前の人が手を伸ばして痛いくらいに俺のを握りしめてくる。
「中の具合は最高なのに」
「やっ、痛い…!痛いです…っ」
知らない…
知らない、そんなこと。
ーバシンッ
「っ…」
いきなり頬を平手で叩かれて床に倒れこんでしまう。
「うるさいなぁ。こっちはそれなりの金を君に払ってるんだよ?いい加減可愛い声あげなきゃね」
「っう…」
髪の毛を鷲掴みにされて、目の前に差し出されるグロテスクなもの。
臭いを嗅ぐだけで吐きそうになる。
「ちゃぁんと舐めるんだよ。…真緒くんはおまんこと口、太いちんこで犯されるの好きだもんね?」
もう、嫌だ。
嫌なのに。
「………ふ、ぅ…すき、です…」
拒否なんて許されない。
なんでこうなったんだろう。
どこで間違えた?
…分からない。
どこを見渡しても真っ暗だよ。
誰か助けて…
もう死にたい。
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