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それからクーラーも買って、生活用品も買った。
まぁ、とりあえずはこんなもんか。
「今何時?」
振り返って後ろからトコトコ付いて来ていた真緒に聞くと腕にしていた古そうな時計を見た。
いつのだよ。
「えっと…二時過ぎです」
「ニ時か…」
「はい」
いつの間にか昼過ぎてたのか。
「何か食う?」
クーラーの取り付けは勝手にやってくれるし。
時間はまだある。
「いえ。大丈夫、で…」
そう言った直後真緒の腹が盛大に鳴った。
一気に赤に染まる顔。
慌てて腹を抑えるコイツの姿につい吹き出してしまった。
「ごめ、なさい…!」
「あははっ、謝んなよ。どっか店入ろーぜ」
「でも、今日全部葵さんがお金出して…」
「あー。俺も減ってるから付き合えよ。この近くに俺の行きつけあるから」
何か言う前に真緒の手を引いて歩き出す。
コイツの意見聞いてたら折れないからね。
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