アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
(カイside)
「んー!やっと終わったぁーっ」
「お疲れ。どっか寄ってく?」
着替え終わって、颯斗の質問に考える。
「軽く食ってこ!俺、ラーメンがいい」
他の皆に挨拶をして、颯斗と一緒に店を出る。
どこのラーメン屋にしようか悩んでいた時、携帯が鳴り響いた。
「誰…って、葵だ。珍しー」
普段滅多なことないとかけてこないくせに。
「もしもーし」
『カイ、お前今どこ?』
「どこって、店出たばっかだよ」
『あのさ、風邪薬買って来てくんね?悪りぃんだけど』
風邪薬?
「葵風邪気味だったの?」
『俺じゃねーよ。…真緒が』
…は?
真緒?
「どーいうこと?葵、今真緒と一緒にいるの?」
まさか、と思って聞いたのにそれは正解だった。
『そう。場所説明すっから来て』
「分かった、けど…」
場所を聞いて電話を切った。
何か色々聞きたかったのに初めて聞く葵の真面目な声に何も聞けず。
「葵何だって?」
「…うん。とりあえず薬買いに行こう、颯斗」
「は?」
意味がわからないままの颯斗には歩きながら説明するとして…
なんなんだ、真緒の家にいるって!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
51 / 196