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「な…!」
白濁液を一心不乱にしゃぶるナギを見て侑は絶句する。
ショックだった。そして怖かった。しかし、その横顔に一筋の涙を認めた侑は悲痛な面持ちになる。
当然ナギに対して憤ってはいる。裏切られた気さえする。
しかし、だからといって泣いていいとは思わない。というか、泣くくらいならこんな事するなというのが本音だが。
侑は「また泣いてる…」と脱力したまま言った。
「どうして、泣いてるんだ…?」
侑としてはそこに何の悪意はなく、ただただ純粋な心配だった。
だが、ゆっくりと幼馴染みに視線を向けたナギは侑の顎を強く掴み上げる。痛みに顔を歪ませる侑を見て目を眇めた。
「侑くん…僕はね、キミのことを愛しているけど…ひとつだけ大嫌いな所がある」
ナギは、残酷に笑む。
「その偽善的な所だよ」
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