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触手5(完)
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次に蒼介が目を覚ましたのは、自分の家のベットの上だった。
「あれ…なんで俺……?」
確か自分は触手に犯され、そのまま意識を失った…はず。
でもなんでベットの上にいるんだ?その上丁寧に着替えもされてあり、シャワーでも浴びたのか身体はさっぱりしている。
もしかして、あれは夢だったのか…?
うっすらとした記憶しかなく、よっこらせと蒼介が身体を起こそうとすると下半身に鋭い痛みが走った。
「ッ…!」
腰のあたりがじんじんと重苦しい。
その痛みや気怠さが、あれは嘘ではなかったという真実を伝えてくる。
「…まじかよ……でも、なんで…?」
なんで自分は綺麗に手入れされているのか全く検討がつかない。
もしかして携帯に何か連絡が入っているのかも、と思い蒼介がベットの隣に置いてある鞄に手を突っ込んだその時。
ーーにゅるんっ
「うひゃぁあっ!」
突っ込んだ手にぬるぬるの物体が当たった。
嫌な予感がする。
「もし、かして……ッ!?」
蒼介の予感は、ズバリ、的中。
「うわあああっ!!」
にゅるんぬるんと、さっきまでの触手達が次々に蒼介の手を伝い登場してきた。
「お、お前らっなんで…!?やめッ…んなとこ…触ん、なぁあっ!!」
「にゅーん!」
触手はにゅーんと可愛らしく一声鳴くと、蒼介に飛びついた。
「ぎゃあああっ!来るな!寄るな!触んなああ!」
どうやら触手は、「何でもするから許せ」と言った蒼介の言葉に反応してしまったようだ。
触手にとっての「何でもするから許せ」の、”何でも”は…
「にゅー、蒼介、トモダチっ♪」
蒼介と友達になることだったようだ。
「っ…友達!?お、俺はそんなんッ絶対認めねぇぇぇ!」
「にゅーん!」
触手好かれ系男子、蒼介の戦いはまだまだ始まったばかりだった。
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