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甘えと涙4
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無意識に手を目元にやる。
「お…俺じゃ無くて…光が泣いてたんですよ?」
部長は、困ったような笑顔で
「でもね、西沢くんも、同じように泣いてたんだよ…?」
と言った。
無意識だったのか…
自分のことなんか考えてなくて、光のことばっかり考えてたからなぁ…
「西沢くんの仕事内容とか検討してみるよ」
正直、そう言ってくれて本当に嬉しかった。
入社早々、部長に甘えてしまって申し訳ないと思いつつも、光と過ごせることの方が大切に思えてしまった。
「お願い…します…」
部長は笑って荷物を持って、僕の妻もさみしがるからそろそろ帰らせてもらうね、と帰って行った。
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