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「急にごめんな、京介」
「……いや。あの事、だよな……」
重苦しい空気が流れる。口が重い。
でも、伝えなければ。
「あのな、京介……おかしいと思わないで聞いて欲しいんだけど」
「何……?」
「俺……実は、その……前世の記憶があるんだ」
「………………は?」
京介の顔が困惑に満ちる。
「ごめん、冗談とかじゃなくて……えーと、その、前の話も関係ある事なんだ」
「う、うん……」
訝しげに京介が見てくるが、伝えるんだ。疑われたとしても。
「俺……、その、前世の記憶があって、その前世で腐女子だったんだ……!」
「ふ、ふじょし?」
「知らないか?男同士の恋愛が好きっていう……ああ、腐男子ってのもあるんだぞ」
「???」
京介が困ったように顔をしかめている。
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