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しまった。そもそもそんな説明がしたいんじゃない。
「と、とりあえず、俺そういう過去……っていうか前世があって。その記憶が残ってるんだよ」
「は、はぁ……」
「そ、それで、ここからが本題なんだけど」
京介の顔が引き締まる。自分も息を一旦止め、喉のつまりを流し込んだ。
「……俺、前世で死ぬ前に願い事したんだ。男になって…………男と付き合いたいって」
「…………」
「誰にも言った事無かったんだけど……返事するなら伝えておかないと不公平かと、思って」
固く、目をつぶる。正直心臓が潰れそうだ。
変な目で見られないだろうか。幻滅、されないだろうか。
「透司郎はさ」
「……うん?」
「俺がその願いを叶える為に存在してると思ってるのか?」
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