アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
俺たちとマキ⑥
-
賑やかな僕たちのクリスマス会。
美味しいケーキに美味しいチキン。華南と準備した料理を沢山食べて、あっという間に時間は過ぎる。
そんな中、毎年必ず話題になる〝サンタさんを信じるか〟って
僕ちゃんは、サンタは存在するかもしれないけど、我が家のサンタは兄貴だからなぁって人。
むつは、テレビで見たぞ!いるに決まってんだろ!って人。ちなみにむつが見たのは北欧にサンタが住んでて子供達からの手紙を読んでるってやつ。
華南は、人がいるって言うのを否定はしないけど、いるとは思ってない人。
そしてマキは、サンタさんなんかいない、枕元にプレゼントがあるのは親が用意してるって言っちゃう人。
だから、ここでも、マキとむつは言い争う。というか、むつが怒るのをマキが楽しんでるんだけど。
むつ「俺はこのマンションに引っ越した時、ちゃんと引っ越しましたって手紙書いて、ちゃんとプレゼント貰ったんだぞ!」
マキ「あはは♪ウケる♪、むつ君サンタに手紙書いたの♪可愛いーキャハハハッ♪」
キャッキャ笑うマキを、むつが真っ赤な顔してプルプル睨むが、睨まれてるマキは全く怖がらず、それどころか涙を流し笑い転げてる。
むつの書いた手紙をポストに入れて来ると預かったのは華南。
手紙のこととむつがサンタを信じてることを僕の兄貴に相談したのは僕ちゃん。
そして、引っ越しをした去年のクリスマスにむつの枕元にプレゼントを用意したのは僕ちゃんの兄貴。
むつには内緒だけど…
むつ「お前だってサンタからプレゼント貰ったことあんだろ!」
マキ「あはは♪、それ去年も答えたけど、僕にプレゼントくれてたのは親代わりの清史郎さん。でも、清史郎さんのところを出た後、高校生ぐらいから僕はずっとプレゼントなんて貰ってないよ」
むつ「お前はイタズラばっかして、いい子にしてねぇから貰えねぇんだよ!」
マキ「あはは♪ウケる♪むつ君はいい子にしてたの?」
マキに妖艶に微笑まれ、むつは脳内でヤンチャした学生時代を思い出してるだろ、目が泳ぎだした。
むつ「…。お、俺なりに、いい子に、してた」
マキ「あはは♪♪♪」
マキがこれでもかって馬鹿にしたようにお腹を抱えて爆笑するから、むつの怒りは噴火寸前。
せっかくのクリスマス会なのに、むつが暴れたら手がつけられない。だけど、マキは、むつのこと熟知してる。むつがキレる寸前に満足したのか、いたずらっ子マキは一番楽しそうに笑う…
むつ「マキィー…テメェー!!」
マキ「むつに、マキサンタさんより素敵なプレゼントがあるんだ♪♪」
むつの怒鳴り声は、マキの差し出した真っ赤な包装紙の前に失速した。
目をパチクリさせるむつに、マキは満面の笑みで手渡す。更に、華南と僕ちゃんにもプレゼントを渡してきた。
マキ「マキサンタからプレゼントだよ♪♪」
ニッコニコするマキからのプレゼント。
怒鳴ってたむつは、「マジか!サンキュー」ってご機嫌に…、むつ君てホント単純で、マキに掌で転がされてるんだから。…しかし僕ちゃんは、ニコニコするマキに嫌な予感しかしないんだけど…。
案の定、僕ちゃんへのプレゼントは、最新の極太バイブ〝マイケル君X〟
マキ「ふふっ♪、修二、使ったら感想聞かせてね♪♪」
修二「使わないよ!」
マキ「やん♪使う暇ないくらい、むつと華南と毎日…」
修二「シてません!2人とも仕事だし、僕ちゃんは大学やバイトがあるし!」
マキ「やだぁー♪♪欲求不満?♪♪僕が手伝ってあげよっか♪♪〝マイケル君X〟はね、振動に加えてうねり回転と突き上げを搭載した優れもの♪♪」
修二「ちょッ!出すな!ツッッ…電源入れんな!!」
目の前で、卑猥な物体がウィンウィン音を出しながら動いてて、僕ちゃんはマキからマイケル君Xを取り上げて電源を切った。
マキ「あん♪修二は恥ずかしがり屋さんなんだから♪♪」
修二「マキ!」
マキ「にゃは♪怒られちゃった♪」
こんなマキからのプレゼント。だからむつや華南にもきっと…
案の定、華南には双頭バイブ。僕ちゃんとむつに使って楽しんでねっとかハート付きのメッセージが添えてあり、華南は想像して鼻血吹いた。
むつには、雪だるまをモチーフにしたミニスカコスプレと真っ白のガーターベルト、これにも、ハート付きのメッセージカードに〝修二に着せて楽しんでね♪〟っとか書いてあったから、むつが大喜び。
むつ「うひゃーー、レースペラッペラでえっろぉー…。修二、早くこれに着替えろよ」
もぉ!
修二「着ません!」
むつ「いいじゃんいいじゃん、俺サンタ着てるんだし、お前も着替えろよ!」
いやいや!着替えるだけじゃすまないでしょうが!
絶対エッチになだれ込もうとしてるし!ってか!隣の華南の目がヤバイから!双頭バイブ握りしめて獲物を見るように僕ちゃんとむつを見てるから!
修二「だっ、ダメだよ!今日兄貴が顔出すって言ってたよ!そんなの着て出迎えたら怒られちゃうよ!」
むつ「えっ!?奏一さん来んの?」
修二「マキが居るって教えたら、来るって言ってたよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 170