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俺たちとマキ⑦
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奏一は、僕の兄貴。
元朱雀特攻隊長で怒らせたら本当に怖いけど、7つ下の弟の僕ちゃんを凄く可愛がってくれてる。厳しくもあるけど、とても面倒見のいい優しいお兄ちゃん。
幼馴染のむつにとっても、兄貴はお兄ちゃんみたいなもので、むつにとって僕ちゃんの兄貴は憧れであり、絶対的存在。
兄貴は、マキをとても可愛がってて、マキが家に遊びに来てると知ると直ぐ来たがる。
僕ちゃんがあまり兄貴に甘えないから、甘えるマキが可愛くて仕方ないみたい。
それとも、マキの魔性力なのか…
マキ「奏一さん来るのぉ♪♪わぁーい♪♪」
修二「ホント、マキも兄貴も仲良しだよね」
マキ「奏一さん優しいから大好き♪♪」
マキは、本当に嬉しそうに懐っこい顔して笑う。
そんな可愛い顔で言われたら、兄貴もひとたまりもない…。ノーマルな兄貴がこの可愛い過ぎるマキにいつか落ちちゃうんじゃないかって心配だ。
マキには百目鬼さんって恋人がいるし、兄貴までこっちに来ちゃったら、僕ちゃんどうすればいいんだろう。苦労して僕ちゃんを面倒見てくれてた兄貴には、幸せになってもらいたいんだけど…
相手はこの色っぽくて可愛すぎるマキだ。しかも最近マキは、僕ちゃんたちに対して壁が無くなってきてて、本当に純粋な表情が増え、マキは益々可愛くなった…
マキ「うふふ♪♪奏一さんに会えるなんて嬉しいな♪修二に頼もうかと思ったけど、会えるなら丁度いいや♪奏一さんにもプレゼント持ってきてたんだ♪」
修二「え¨っ!?まさか兄貴にも…」
卑猥な品物をッ?!
って言おうとしたら、マキが拗ねて頬を膨らました。
マキ「違うもん。奏一さんにそういうの買う訳ないじゃん」
修二「…だよね、良かっ…」
マキ「奏一さんバージンなんだから、奏一さんにもし買うならもっと初心者向けにするよ」
バージ…
初心…
脳みそが機能停止して、思わずマキの言ったことをゆっくり繰り返してみたら、うっかり兄貴のことを想像しちゃって脳みそ大爆発。
修二「馬鹿ッ!なんてこと言うんだ!」
マキ「え?奏一さんバージンでしょう?」
マキはキョトンとしながら当たり前のように言うけど、当たり前じゃないから!兄貴はノーマルだし女の人が好きだからその言い方おかしいから!。
マキの話に、むつと華南も驚いてポカンと開いた口が塞がらない。
兄貴がバー…って!!
修二「バ、バ…ッ、バカ!兄貴はノーマルなの!!」
マキ「じゃぁ、バージンじゃん♪」
修二「いやいや!その言い方やめなさい!」
マキ「じゃぁー、処女♪」
修二「もっとダメッ!!」
ーピンポーン
マキ「あっ♪奏一さんかな♪♪ふふふっ♪」
噂をすれば…みたいに玄関のチャイムが鳴って、インターフォンに映し出されたのはやっぱり兄貴の姿。
それを見てルンルンステップで玄関に向かうマキ。
僕ちゃんは慌ててマキを止めに入る。
呆気に取られてた華南が我に返り、一緒にマキを止めてくれた。
華南「落ち着けマキ!奏一さんにはそういう冗談通じないからやめとけ!」
マキ「やだなぁ、奏一さんにはちゃんとしたプレゼント買ったよ♪」
華南「ちゃんとってなんだ!マジで奏一さんにそっち系の物とか厳禁だから!」
マキ「もぉ、信用ないなぁ。さっきのは買うならって話。今日は買ってないから安心してよ♪」
華南「そっか…。……、〝今日は〟ってなんだ!」
マキ「あはは♪冗談、冗談だよ♪奏一さんにはネクタイ買ったんだ♪♪、何がいいか迷ったけど、奏一さんお仕事でいつもスーツだから♪♪」
そう言ってマキは、某有名なブランドスーツのお店のロゴの入った物を取り出して見せた。
もぉ、ビックリするからからかうのもほどほどにしてほしい…。
そんなやり取りの中、むつは超急いで着替えてた(笑)。
顔を出した兄貴は、僕ちゃんたちに差し入れとプレゼントを持ってきてくれてた。
うちの中にあがって一緒に食べようと誘ったけど、今日はクリスマス会なんだから楽しめって僕ちゃんたちに気を使って直ぐに帰るって、せっかくだから一杯だけでもって言ったけど、車だからって言われちゃった。
しょうがないから玄関のまま、僕ちゃんも兄貴にプレゼント用意してたから、マキの用意したプレゼントと一緒に渡したら凄く喜んでくれた。
兄貴が帰ろうとしたら、何故かマキもそろそろ帰ると言い出した。まぁ、もう23時だし、帰るって言ってもおかしくないんだけど、マキは泊まるのかと思ってたから、「もう帰るの?」って聞いたら、「うん♪」って言われてウインクされた。
その笑顔とウインクが何を意味してるのか、僕ちゃんもむつも華南も直ぐに分かって、僕ちゃんは慌ててマキと兄貴を引きとめようとしたけど、僕ちゃんはむつと華南に両脇抱えられ、ニヤニヤしてたマキはかわい子ぶりっ子して「奏一さん一緒に帰ろう♪」って兄貴を連れて行かれちゃって、玄関は無情にも閉まっていった。
むつ「マキも奏一さんも帰ったから、こっからは恋人の時間だなぁ、華南」
ニヤニヤしながらむつが言うと、華南もニヤニヤしながら…
華南「そうだねむつ、素敵な恋人同士のクリスマス会になりそうだねぇ」
二人揃って、僕ちゃんをロックオン。
修二「いやぁー!待って!待って!その手に持ってる物は何!?2人とも落ち着いて!」
むつ「何って、可愛い白のミニスカワンピとヒラヒラレースのガーターベルト」
華南「こっちはマイケル君Xと、双頭バイブ君だよ」
だよって!
修二「やだからね、僕ちゃんそんなのやだからね、2人ともそんなもん置いて、ヤダッ、待ってこっち来ないでよ!!」
むつ・華南「「待てない」」
修二「まっ…ヤァアァァーーーーー!!」
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