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俺たちの始まりは【華南】4
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それは、初夏の蒸し暑くなり始めた頃…。
むつ『チッ、弱い癖に喧嘩売るな、うぜー』
むつの敵は他校で増えていた。
それと同時に、むつに憧れるヤワラもいたが、むつは男どもに群がられて『むさ苦しい』って蹴散らした。
むつ『弟子にしてほしいとか、仲間に入れろとかうぜーし、抱かれてもいいとか頭おかしいんじゃねぇの!?』
むつの強さに、ふざけて抱かれたいとか言ってくる奴がいて、それのせいで、対立してた奴がバカにして『抱いてやろうか』って言う奴までいた。
むつはいい加減うんざりして怒り心頭。
むつ『ふざけやがって!きめーんだよ!!』
むつの機嫌はすこぶる悪くて、この頃、何故か修二はよく体調を崩して保健室に行って早退したりしてた。
今考えれば、修二がなんで具合悪くなるのか、中学の時何故百目鬼に頼らざる得なかったのか、よく分かる。
仕方のないことだけど、むつは、正直過ぎたし、むつといつも一緒の修二を、むつとデキてるってからかってくる奴がいた。
中学、高校生の思春期に、繊細な修二の心は悲鳴をあげてたんだ。
そしてあの日。
修二の苦しみを知らない俺にも、むつに対する気持ちが友情とは違うものになりつつあると、思い知る。
むつ『なぁなぁ華南、今日修二いねーから、一緒にこれ見よーぜ』
制服を着崩してネクタイなんかぶら下がってるだけのむつの手には、新作のエロDVD。
どうしたのか聞いたら、絡んできた奴が持ってたからパクったって、夏目前の太陽のようなキラキラする笑顔でニヒッといやらしく笑ってた。
走り回ってしっとりとした首筋と、その笑顔の唇に目を奪われてるのは、気のせいだと思って目を逸らしてた。
むつ『うわぁー…、エッロ…』
今までも、むつとAVを2人で見たことは何度かある。修二はこういうのが大嫌いっぽくて、穏やかでいつもむつに合わせるのに、こうゆう時は頑なに断ってた。だから、俺とむつ2人、お互いテレビ見ながらヌいたりとか普通にしてた。
なのに…、この日の俺は、今までで一番興奮してた。
エロDVD…、
じゃなくて…、むつに…。
興奮気味のむつが、ペロッと舌舐めずりしてズボンの前を開ける。その濡れた唇をついつい見てしまう。
むつが扱きながら漏らすその吐息を聞いて、俺はエロDVDなんか目にも耳にも入ってない。
むつ『ぁ…っ…ぁ…』
上気した頬、汗ばんだうなじ、半袖から覗く健康的なか肌の色の二の腕。
その腕が上下するたびに、切なげに唇が震える。
その唇に…
…。
ッッ!?
どうした俺!!
巨乳のハーフ美人がテレビの中でめっちゃエロエロヨガってんのに!!
何故むつのマスかき姿にフル勃起しちまったぁあああ!!??
むつ『あっ…あっ……イク…ッ』
あああ!!!!
吠えてばかりの金髪の獣が、控えめに声抑えながら一生懸命気持ちよくなろうとしてるとか!!
フルフル震えて絶頂しちゃうとか!!
今まで何も思わなかったはずなのに!!
俺のビックマグナムがビンビンになっちまってるー!??
むつ『ッ、な、なに見てんだよ華南!はえーとか言うなよ!』
な、な、な、なんなんだ!!?
まるで可愛く見えるフィルターかかったみたいに、キラキラしてやがる!、顔赤らめて睨みながら照れるむつに、俺の息子さんがビクビク反応しちゃうんだけど!?
むつ『俺のはヤリデカチンのお前と違ってまだ成長途中で半分しか出てねぇーんだからな』
えー!!半分被ってるの!?
華南『……………………、剥いてやろうか?』
あっ、俺、今唾がゴクッとかしちゃった。
むつ『えっ…、だって、いてーし』
華南『俺は、小学生で兄貴に剥いてもらったぜ』
無理やり剥かれただけだけど、嘘は言ってない。だけど、純粋な発言かと聞かれたら、限りなくアウトだ。
むつ『マジ?、…チェッ、だから修二も剥けてんのか、あいつなんも教えてくんなかった』
…また、修二…
むつ『なぁ、華南。俺の剥いてよ』
華南『っ…、分かった』
むつの半分被ったチンコは、小さな桃色。
抵抗も嫌悪も全くなく、ドキドキしたことに驚きながら、むつが痛がらないように、優しく扱って剥いてやった。
むつは終始俺にしがみ付き、痛くしたら殴るって涙目で睨んでた。
少し刺激を与えて気持ちよくしてやりながら、無理なく時間をかけて剥ききったら、むつは小さく喘いで震え、小さな桃色チンコを勃たせてもじもじしだした。
華南『むつ、痛くねぇ?』
むつ『痛く無かった…けど、もう、イキてー…』
華南『…じゃ、このまま扱くよ』
むつ『ンンッ…、あっ…あっ…、イクッ!!』
剥けたばかりの敏感なチンコを扱かれて、むつは俺にしがみ付きながら悶えてイッた。
むつ『はぁ…、はぁ…。剥けた…、これで俺もデカチンになれっかな。…華南、サンキューな』
無垢な笑顔が眩しくて痛かった。
それは、自分の中に、この笑顔に対して邪な気持ちがあると知ったから…
その日の晩。
俺はむつを組み敷いてヤッてる夢を見た。
金髪の獣が、俺の下で恥じらい吠えながら、快感に素直に落ちていく。俺が気持ちいいか尋ねると、むつは『バーカ、気持ちよくしろ』って笑った。初めて俺を受け入れて少し苦しそうに眉を寄せながら、ニッと生意気に笑ったんだ。その笑顔に興奮して、むつをめいいっぱい抱いた。経験豊富なお姉さまと違って純粋な反応、俺に頼るようにしがみつく手に、性に疎い癖に知ったかぶりする可愛い獣。
俺に抱かれて初々しく善がるむつの夢。
夢から覚めて、罪悪感と恐怖を覚えた。
むつの今までの言葉が刺さる。
『きめーんだよ!!』
失うかもしれないと思った瞬間…
全てが絶望に変わった。
高校一年の初夏。
むつに欲情を覚え…俺の感情は沼に沈む。
それからしばらくして…
普通の友達を装ってた俺を
沼から救ってくれたのは
俺とずっと一緒にいた修二だった…
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