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それからエレベーターに乗り込み、9階で降りる。
どうやらSクラスは皆1人部屋らしい。
希望があれば2人部屋に変更出来るらしいが。
「部屋近くで良かったね。後で遊び行くわ」
「おー、わかった」
シロとまた後で会う約束をして、部屋の中へと入った。
間取りは1LDK、金持ち校らしく広い作りになっている。
まあ、世のご子息様達を預かるんだからこじんまりした部屋には住まわせらんねえか。
トイレや風呂場等の場所を確認した後、荷解きを始める。
元々荷物は少ないから30分程で終わってしまった。
入寮式までにはまだ時間がある。
どうするか考えた末、暇潰しにシロの部屋へ行く事にした。
単調なインターフォンの音が鳴ると、ガチャリと音を立てて扉が開きシロが出て来る。
「あれ、クロ?」
驚いた様子を浮かべながらもシロは俺を部屋へ招き入れた。
「荷解き終わって暇だから来た」
「え、もう?早いね」
「手伝う」
靴を脱いで中に入る。
やはり間取りは一緒のようだ。
どうやらリビングは終わったらしい。
寝室の床にはまだダンボールが何箱か置いてあった。
一番近くにあったダンボールへと手を伸ばす。
「適当に開けるぞ」
「うん。って、その箱はダメ!」
慌てて止めに入るが一足遅い。
俺はもう既にそのダンボールを開けてしまっていた。
「……………」
「あーもう、ダメって言ったのにー」
中身を見て固まる俺にシロは情けない声を上げた。
ダンボール一杯に入っていたのは、所謂大人の玩具と言われる物。
無言でシロを見つめて訴える俺に、観念したのかシロはベッドに腰掛けて説明し始めた。
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