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優side
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まったく、あいつ運動得意なくせして苦手や、ゆーて何考えてとるんや?
まあ、中学でもよう分からん奴やったしな。へらへらしてて、いつの間にか居なくなっとるんや。
あいつはいつもそうやからな。なーんも自分のこと聞かんと話せへんし。
「柳瀬ー!交代。」
「おう。」
今はバスケの試合中や。女子はバレーやっとるな。
78対56....
まあ、向こうにはバスケ部三人もいるんやもんなー。負けてて当たり前やな。
あと五分、逆転できへんかな?リュウがいたら完璧逆転できてまう点数差やのに。
ピピッー!
結果は92対79
やっぱ負けてしもうたな。もう一度リュウとone on oneやりたいな。
それでもまだ中学の頃はバスケだと体育は絶対でたんやけどな。
「終了だ。ボールとゴール片付けとけよ。倉庫の鍵は、柳瀬やっとけー!」
「えー、センセーなんで?」
「バスケ手抜いてただろ。じゃ、頼んだぞ。」
手抜いたつもり無いんやけどな。
まあ、リュウの事考えとって集中してなかったのは確かやけど、体育で本気になれるかっちゅーねん。
つーか、リュウ理科は出るゆーとったけどどうせ出ないんやろな。
「優君、鍵僕も付いてくよ。」
「ホンマか。ありがとーさん。」
あー、癒されるわー。この可愛さ、一回気付くと眼鏡かけててもかわええな。
「なあ、葵。リュウの事どう思う?」
リュウの事、葵はどう思っとるんやろ?
葵ならなんか革命的なもんを俺たちに起こしてくれそうな気がすんねん。
俺はリュウのホンマの笑顔が見てみたい。
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