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優side 過去
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カンカンカンカンカン
カンカンカンカンカン
学校帰りはいつも踏み切りを通って行くんやけど、今日もそうやった。
「あれ、篠崎やんか。何やこっちに来とるんや?」
篠崎は俺らと反対の踏み切りにおった。いつもはキラキラしとる目が死んでるようで、遠くを見ているようで俺らのことは気付いてないようやった。
電車が来よった。
篠崎はバーの下をくぐって線路の真ん中に立ちおった。
「なっ!!」
間に合わん!
誰もがそう思って目を瞑りおった。
一瞬の出来事やった。
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