アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ある場所 5<清視点>
-
「…って言う訳です。」
俺は話した後、溜息をつきながら下を向いた
「お前ら……、無闇やたらに男を抱くなって何度言ったら解るんだ。…まぁ、お前が改心すればあいつ等も変わるだろう。」
向かいに座る真尋が眼鏡を押し上げながら俺に言ってくる
「はーい。改心します。」
「でも、さっきの波留って奴。本当に可愛かったすね」
そう呟くように言った夜久に真尋が小突いた
「おい。お前。」
「痛い痛い、真尋さん。俺、総長みたいな事しないっすよー。ただ普通に友達になりたいって言うかなんて言うか……」
小突かれながら夜久が言う
(それは俺にも喧嘩を売っているのかな…?…ん?)
「でも、お前が近くにいれば波留も安心かもしれないな……。」
「まぁ…解らなくもないけどね…。」
俺は隣に座る猇に向かって言うと目の前にいる夜久が顔を明るくさせる
「マジっすか‼…よっしゃ、友達になろ。」
犬の様に喜ぶ夜久に猇が笑う
「いいじゃねーか。歳だってそう離れてないだろ?」
「うん19歳だってね、波留。」
「お‼俺の一個下じゃないすか‼」
ひゅーと口笛を鳴らし、ガッツポーズをする夜久に俺も思わず笑ってしまう
「変な夜久ー。」
俺らの話が盛り上がる中、隣の部屋から波留の喘ぐような声が聞こえてきた
「んぁっ…あぁ…きもち…。」
俺達の動きがピタリと止まる
(何やってるんだよ、親父‼)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
28 / 557