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恥ずかしい<清視点>
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部屋を飛び出し廊下へと出た俺は扉にもたれかかるようにしゃがみ込んだ
「はぁぁぁぁ〜…。」
あの場に大声でとんでもない事を口にした自分が恥ずかしい
(エロ親父なんて言ったの、久しぶりだな…)
だが、それだけで飛びたしたわけではない。
波留とあんな風に出来ていることが少し羨ましかったのだ
自分は波留に酷いことをしたから…
でも、波留が起きて少しした時に見せたあの真っ赤な顔にそそられ、自分から口づけをしてしまった事には後悔していない。
(あれは…波留が悪いんだもん。)
顔を両手で覆い、もう一度深いため息をつく
俺は本気で波留に手を出してしまったら彼に本当に嫌われてしまうのではないか…。拒絶をされてしまうのではないか。と思っている
(あんな泣き顔…もう見たくなんか無いから…。)
だから、家に持ち帰った時も自分ではなく猇に任せ。キスした後も、その言葉が頭を横切り冗談と言って終わりにしようと考えていた。
「俺、こんなに臆病だったっけ…。」
昔はもっと破天荒だったと思う。
そんな自分に呆れ笑いを浮かべ、立ち上がる
「何て言って戻ろうかな?」
急いで出て来てしまった俺は、扉の前に立ち尽くすと、小さく呟いた
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