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談話室 5
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波留達が部屋へと戻ると、にやにやと笑いながらこちらを見てくる男性が三人
「……で、バカは治ったのか?」
猇がタバコを口で咥えながら、楽しそうに言う
「おかげさまでー。」
清も波留の肩をグイッと抱き寄せながら答える
「ばーか。治ってねぇよ。」
猇はふーっと煙を吐き出しながらタバコを灰皿に押し付けた
「お前もこれから大変になるぞー…」
真尋は会長にジッポーを渡しながら波留に忠告の様に告げてくる
「そうだな。清にこれだけ好かれたら大変だ」
(え、そうなの……)
羽柴も豪快に笑いながら、波留に向かってそう言った
「んじゃ、波留には書類を書いてもらうから…」
波留にこちらに来るよう手招きし、羽柴が机の上から一枚の紙を持ち出してくる
「……あ、はい。」
清には一度離れてもらい、波留は羽柴の近くへと向かう
「これが、うちの組との契約書。…ここにサインしてくれ。」
契約書に目を通し、渡された黒の高級ペンで自分の名前をそこに記した
「これで…いいですか?」
念のため羽柴に確認をとると、羽柴は文句なしで頷いた
「よしっ。じゃあ今から波留は、正式な羽柴会羽柴組のメンバーだ。」
顔をくしゃりとさせて笑いながら、羽柴は言い波留の頭を乱暴に撫でる
「んじゃ…この後、どうです?お祝いとか。」
くいっと手首を曲げ、会社員が飲みに行く時のような仕草をしたのは、光樹だった
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