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飲みに行ったら… 3
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水を波留の目の前に置いたマスターは心配そうに見てくる
「おいおい、マスターもそんな心配すんなよ。ほれ、飲め。」
波留はマスターから差し出された水を猇に飲めと言われ、素直に飲む
「少ししたら、酔うだけだ。んな心配するようなことじゃねえよ」
(心配するよ‼……なんか、気持ち悪……)
水を飲んで少しは落ち着いた波留を次に襲ったのは物凄い吐き気だった
「気持ち悪い……吐きそう…。」
口元を押さえ、眉間にしわを寄せる波留を見てマスターがすぐに手洗いの場所を教えてくれた
「つきあたりを右に曲がったところにありますから…」
「あ、ありがとうございます…うっぷ」
「波留どうしたの?」
光樹に絡まれていた清が波留の青ざめた顔を見て、心配そうに聞いてくる
「……。」
気持ち悪さで何も言えない波留の代わりに猇が答えてくれた
「俺のウイスキー間違って飲んで、気持ち悪くなったんだとよ。…俺がついて行くから大丈夫だ」
清は「そう…」というと光樹の話に耳を傾け戻した
「ほら、お前は早く行って来い。」
波留は黙って頷き、手洗い場へと急いだ
(気持ち悪い…ヤバいヤバい……)
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