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二日酔い 3
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波留は清のいるリビングを離れると先程まで自分が寝ていた猇の部屋へと向かった
「……猇ー?」
部屋の扉をそーっと開け、寝ている猇を確認すると波留は傍まで近寄る
(……まだ寝てる)
猇の顔をじっと見つめ、彼に小さく声をかけた
「猇ー?起きてー。朝だよー?」
ぺちりと頬を軽く叩きながら言うと猇は顔を少し歪ませただけで起きようとはしない
(……起きない。)
波留は彼がどうすれば起きるかを考え、ある事を思いつく
「猇ー、起きないとちゅーしちゃうぞー」
勿論冗談だ
すると、猇の口元がにやりと笑い、目はしっかりと瞑っている
「……猇。起きてるでしょ。」
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