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二人だけ 4
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波留と清の体制を見て呆れた表情でタバコの煙を吐き出す猇
「…猇の空気読めないとんちんかん」
「誰がだ、このやろ。」
2人が会話を繰り出す中、波留は恥ずかしさのあまり泣きそうに目元を赤くさせた
「…ほらー、猇が入ってきたから波留が泣いちゃってるじゃん」
「ち、ちがっ‼︎」
バッと勢いよく清から離れようとすると、思いのほかソファーの余りが少なく滑って落ちそうになる
「あぶねぇ‼︎」「あぶなっ‼︎」
2人の言葉が重なり落ちそうになる波留を物凄い速さで受け止めた
グッと清に腕を引かれ、猇に背中を抱えられる
「……。」
あまりの出来事に混乱している波留を見て、2人が吹き出して笑った
「ぶふっ、波留凄い体制だね」
「…なにやってんだよ、全く。頭でも打ったらどうする気だったんだ。」
猇にそう言われ首を捻ると、低めの長テーブルが置かれてあった
(確かに…頭打ったらヤバかったかも)
冷や汗をかきながら、2人に礼を言うと猇に清の横に座らされる
「…にしても、波留の服のボタンが上だけ空いてんだよ。」
「バカがやったのか?」と聞かれ波留は首を横に振った
「俺、寝てたから解んない。」
「…あー、それは波留が自分でそうしたいーって言ったんだよ。」
「うそっ⁉︎」
「うん、うそだもん。」
ニコニコと笑いながら頬杖をつく清を猇と一緒にジト目で見た
「ごめんごめん。うそはうそだけど波留が自分からそうしたのは本当だよ。」
「…え。」
「俺は全部閉めてあげようって思ったんだけど、波留がころんって寝返りを打っちゃったからさ。」
(……自分のばか。)
もう一度自分の服装を見直すとよれたワイシャツのボタンが半分空いており、鎖骨と清がつけたキスマークが見えている
それを見た猇が重いため息を着いたと思いきや、そのまま清の痕が着いている場所と反対の方の首元に顔を寄せてきた
「っえ‼︎ちょっと、猇⁉︎」
「なにキヨだけ痕つけてんだよ。」
かぷっと鎖骨に噛みつき、波留の身体に電流が流れる
「んぇっ⁉︎」
震える手で猇の両肩を押し返すと、その手を猇に掴まれ一括りにされてしまう
「わー、生殺しー。」
横に座る清が波留と猇を見てそう言った
「……ん、そだな。」
猇が同意すると、波留の鎖骨少し上辺りをきつく吸い上げる
「…ひぁ…んんっ…ぁ…こ…う」
やめるよう言いたいのに身体は正直に反応を示す
「…ん。ついたっと」
波留の首元から少し離れ、痕のついた場所をペロリと舐めると猇が赤らんだ波留を見てにんまりと笑う
「これで、2人のもんだろ?」
「…そだね。」
清と猇が見合いながら笑った
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