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カフェ 3
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波留がパンケーキをペロリとたいらげ満足気な顔をしていると、いきなり紫乃の指が波留の口元に伸びてきた
「…食べかすついてるわよ。」
ちょいっと頬についてたパンケーキの食べかすをつままれ、彼女がついたそれを流れ作業の様に舐める
「っ‼︎」
「やっぱり美味しいわね。…どうしたの波留くん?顔なんか赤くさせて」
(紫乃さんといると心臓に悪いかも…)
波留は火照った顔を手で扇ぎ、冷ますと彼女に言った
「心臓に悪いです。」
「あら、こんなので赤くなってちゃこの先やっていけないわよー?」
「これ以上心臓に悪い事があるんですかっ」
「それは、解らないけどね?」
小悪魔の様な笑みを波留に向けて言い、手元に置いてあるコーヒーを美味しそうに飲みだす
「ねぇ、波留くん。」
「…はい?」
飲んでいたカップから口を離すと彼女の顔ががらりと変わった
「…どうしてこの羽柴会に入ったのか…聞いてもいいかしら。」
やはり誰もが気になる事なののだろう
波留は真剣な眼差しの彼女に入ったきっかけを簡単に説明する
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