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ドライブ 4
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波留と猇を乗せたバイクは、海沿いの大通りに差し掛かり思わず声が漏れてしまう
「わぁ…きれぃ…」
夕日に照らされた海は、オレンジ色にキラキラと輝いており眩しかった
「降りるか?」
猇の声はヘルメットのせいでくぐもった声だったが、波留は何とか聞き取り頷く
すると猇は海岸沿いのアスファルトにバイクを止めた
「ふぅー…」
顔を覆っていたヘルメットを取り、後ろから降りると横にあった石階段をかけて砂浜に足をつける
さらさらとした砂浜を踏みしめて波打ち際まで来ると波留は一息をついた
潮のいい香りが漂い、自然と笑顔が零れる
(大好きな海…)
「お前、はしゃぎすぎだ。」
すっかり干渉に浸っていた波留は、後ろからやって来る猇に思わず驚いてしまった
「っ‼︎…だって海だよ?はしゃくでしょ」
靴を脱いで波と遊びながら笑顔で言う俺に猇は眉を下げて笑う
「海、好きなんだな。」
「うんっ‼︎泳ぐのも好きだし、見てるのも好き。」
「へー…泳げんのかよ。」
「あ、今なめたでしょ。俺のこと」
猇のその言葉を聞いた波留は、すかさず猇に水を蹴り上げ彼にかけた
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